top of page

営業時間の設定について

  • 執筆者の写真: Sigh2 さいふ
    Sigh2 さいふ
  • 7月21日
  • 読了時間: 6分

更新日:8月3日

専業イラストレーターとして活動を始めてから、想定以上に多くの依頼をいただくことが増えました。その結果、同時進行している案件を無理なく進めるために自分に合ったスケジュールと進捗管理を第一に考えました。

趣味と仕事の境界が曖昧になりがちな私にとって、営業時間の明確化はプライベートとの切り分けに欠かせない事でした。

今回は、私の主観ではありますが効果のあった営業時間の設定方法とプライベートとのバランスの取り方について記しておきます。

ご依頼くださる方に対しても営業時間を明確にするうえで知っておいて頂けるととてもうれしいです。


実績作りと依頼増加で実感したスケジュール管理の重要性


兼業で仕事を頂いていた時は時間の使い方も自由で、メインで働いていた職場のシフトも早朝だったため趣味の延長のように仕事をしていました。

しかし、専業開始直後はネットでの新規案件を獲得するためいくつかのコミッションサイトを開設し、そのサイト内での実績を積むことに集中していました。

Xでのインプレッションを基準に考えてしまっており、まずは認知からと行った無償企画もリアクション0といった具合で需要がないのだと思い込み、それほどご依頼は来ないだろうと考えていました。


そんな中Wickでの告知を行ったことで想定以上に閲覧して下さる方が多く

「週1件頂ければいいかな」という考えで登録したコミッションサイトでご依頼が増えるにつれ、無計画なスケジュールでは対応しきれないことが明らかになりました。


告知当日は依頼が集中し、翌日にかけてご依頼に関するヒアリングとラフ制作で連日深夜まで作業することもあり、二週間目に入ってからは順に納品が完了していくことで余裕ができましたが、継続中のご依頼を進める中でどうしても開いてしまう返信待ちなど時間を持て余すこともありました。

返信を待つ間自主制作や並行の案件を進めたりとゆっくり制作に集中できることはむしろ理想で、どちらかというと依頼受付時からパンクしてしまった時間的なゆとりのなさに対処できるルール作りと周知が間に合っていませんでした。



この経験から、自分に合ったスケジュールを意識的に組むことの大切さを学びました。

依頼数に応じて柔軟に対応しつつ、無理のない範囲で作業時間を確保することが長く続けるために必要だと痛感しました。



営業時間を明確にすることで得られるメリット


私生活に大きな影響があったことから、サイト公開に合わせて営業時間を設定したことで仕事とプライベートの境界線がはっきりしました。これにより、以下のメリットを実感しています。


  • クライアントとのコミュニケーションがスムーズになる

営業時間を伝えることで、連絡可能な時間帯が明確になり、誤解を減らせます。


  • 自分の時間を守りやすくなる

仕事時間外は基本的に連絡を控えることで、仕事と生活を切り分けやすくなりました。


  • 時間的コストをクライアントに理解してもらいやすくなる

営業時間を設定し、作業にかかる時間とその内容を明示することで、料金の内訳や納期の説明がしやすくなります。


  • 短納期の依頼に対応する時間を作れる

    通常の営業時間を設定することで短納期で希望のクライアントに時間外対応による特急料金も伝えやすくなり、通常納期の依頼は業務時間内、短納期の依頼は時間外含むといった具合に作業時間が確保できます。


例えば、私の場合は平日9時から17時までを基本の営業時間とし、それ以外の時間は返信と依頼制作を控えるルールを設けました。これにより、夜間や休日に仕事の連絡が来ても翌営業日に対応することで生活リズムを崩さずに済みます。

また、時間を空けることでイラストのバランスの崩れや違和感に気づきやすくなり、結果納品物のクオリティも改善しました。

急ぎのご依頼であっても時間的リソースが常に確保できているので余裕をもってお受けしやすいです。



プライベートと仕事の切り分け


自宅で仕事をすることが多く、趣味と仕事の境界が曖昧になりやすいです。

私も専業開始当初は、趣味の延長で絵を描いている感覚が強く、気づけば深夜まで作業していました。


自主制作やプライベートの人付き合いがおろそかになってしまいやすく、以下のように切り分けました。


  • 作業スペースを限定する

自宅の中でも仕事用のデスクとモニターを決めて、そこだけで作業を行っています。

これにより、場所の切り替えを意識することでオンオフがつけやすくなりました。


  • 明確な営業時間を設定する

先述の通り、営業時間を決めて、その時間内にあらかじめ決めておいた進捗を達成する意識を持ちます。

アラームをかけたりスマホの集中モードを設定し、仕事のやり取りはブラウザやメールのみで行うことで集中できる環境に整えました。


  • 休憩時間や趣味の時間をスケジュールに組み込む

仕事の合間に意識的に休憩を入れたり、自主制作の時間を確保したりすることでメリハリをつけます。


これらの方法を取り入れることで依頼作品の違和感に気づきやすくなり、翌日の制作時間までに手直しする箇所をまとめて改善案を考えることで制作意欲を保つことができています。


料金設定と内訳の透明化


専業イラストレーターとして長く活動を続けるためには、料金設定も重要だと考えます。

私は改めて料金とその内訳を明確に記載し、クライアントに納得してもらえるよう努めていきます。


具体的には、


  • 基本料金とオプション料金を分けて提示する

例えば、ラフ制作、色塗り、修正回数などで料金を分けることで、クライアントが何に対して費用がかかるのか理解しやすくなります。


  • 作業時間の目安を伝える

どの工程にどれくらい時間がかかるかを説明し、納期や料金の根拠を示します。


  • 営業時間内での対応を前提にする

緊急対応や営業時間外の作業は追加料金が発生することを伝え、時間的コストの理解を促します。


このように料金の透明化を進めることでトラブルを防ぎ、信頼関係を築きやすくなりました。


営業時間の設定は依頼の増減や生活リズムの変化に合わせて柔軟に見直していく予定です。

現段階で以下の項目を定期的に振り返って判断していこうと考えています。


  • 週単位でスケジュールを振り返る

依頼の量や作業時間を記録し、無理がないかチェックします。


  • クライアントの要望と自分のペースをすり合わせる

可能な範囲で納期や連絡時間を調整し、双方が納得できる形を探ります。


  • 休息日を必ず設ける

休日をしっかり設定する事で制作に集中してメリハリのある進捗を目指します。


  • 趣味や家族との時間を優先する日を決める

休日に自主制作に取り組むことで結果として作品の質も向上します。




専業イラストレーターとして長く活動していくために自分に合ったスケジュールを作り、料金の透明化を進めることで、クライアントとのやり取りも整理されてきました。

継続する中で改善すべき点が見つかれば、その際は改めて見直していこうと思います。


最新記事

すべて表示
生成AI利用に対する私のスタンス

イラスト制作において、生成AIの利用は近年ますます注目されています。多くの人間が効率化や新たな表現手段として取り入れる中、私は自身のスタンスを明確にしています。生成AIの原理や利用方法を理解した上で、創造性や著作権の観点から慎重に判断している理由をお伝えします。 生成AIに対する私の理解 生成AIは、LoRA(Low-Rank Adaptation)などの集中学習を行うデータセットや、権利者が認め

 
 
bottom of page